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年内の営業と2月の企画展のお知らせ

もうこのお知らせをする時期がきましたね。
年内の営業は、本日12月19日(月)までです。
来月の1月はお休みをいただきまして、2月からの営業となります。
毎度長いお休みをいただくcircleです。

2月の企画展は、当店でもお取り扱いしている、空想製本屋「庭の本」シリーズの展示です。

空想製本屋は、手製本の工房であり、本と人とのあいだを繋ぐ製本屋です。読むことの手触りを忘れないために、一人一人、一冊一冊に向き合って手作業で本を仕立てています。
東京都武蔵野市にアトリエを構え、本の仕立て直し、少部数の受注製本、製本教室、ワークショップなどの活動をされています。

「庭の本」シリーズは、庭の草木で染めた素材と季節のことばで編んだ手製本リトルプレス。これまでに春の本・夏の本・秋の本が刊行されており、シリーズ最後の「冬の本」が刊行されるのを待っての、2月の企画展となります。期間は2017年2月3日(金)から20日(月)まで。どうぞよろしくお願いいたします。


庭の本 Books from the garden

季節を本にして表現したい。触れて、読んで、手のひらにおさめられる形を持った本にしたい。
植物のように、土から生まれ、土に還る本を作ってみたい。
繰り返される四季の中で美しい草木に出会うたび、季節の言葉に触れるたび、そう願ってきました。
これは移り行く季節を本の中に閉じ込める試みです。千年前の、数百年前の、同じ季節を過ごしてきた人たちの言葉が、季節の植物の色にのって匂い立ち、手にとる人によってさらに育てられていきますように。
いつかの季節と、いまの季節のあいだを繋ぎ、そしてこれからの季節をともに過ごす本を、お届けします。


空想製本屋 honno-aida.com

工房イサド「木のかたち」レポート

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工房イサドの「イサド」とは、宮沢賢治の『やまなし』の中に出てくる何かです。
蟹の兄弟が、どちらの吐く泡が大きいかでケンカしていると、お父さん蟹がやってきてこう言います。

『もうねろねろ。遅いぞ、あしたイサドへ連れて行かんぞ。』

この一言にしか出てこない「イサド」が、それです。
イサドについてなんの説明もありませんが、なにか行きたくなるような、楽しくて魅力のある場所なのだろうということだけ伝わります。

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イサドさんの作品は同じ形のものでもひとつひとつ異なった表情をもっています。

たとえばカッティングボード。大きさや形が同じでも、木の目や表面の凹凸を生かし、どの部分を使用するか考えて切り出しています。そのため、同じ木から切り出したカッティングボードでもそれぞれがとても表情豊か。

たとえば古材を利用した額。木を組んでいた穴や溝がそのまま生かされ、同じ四角い額でも異なった雰囲気です。

たとえば花器の形をした寄せ木のオブジェ。正面から見ると複雑な模様が美しく、真上から見ると三角形が並んでいます。三角柱を組み合わせてから大まかに形を切り出し、サンダーで削って仕上げているそうです。その為、真上から見ると正円でなく少し楕円です。表面を撫でると、磨かれた滑らかな触り心地の中に歪みを感じます。木工旋盤を使えばもっと簡単にきれいな円が削り出せますが、このパッと見では分からないような歪みが面白くて好きなのだとイサドさんはおっしゃっていました。

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凸凹や歪み、穴や節など、ものを作る際には消されてしまうことの方が多いそれらを、イサドさんは生かします。それはとてもおおらかで、けれど技術と根気のいる作業。

『もうねろねろ。遅いぞ、あしたイサドへ連れて行かんぞ。』

「イサド」はなにかおもしろくて楽しい、魅力的なところ。たった一言、一度しか出てこない「イサド」を屋号にした工房イサド。これからもきっと、なにかおもしろくて楽しい、魅力的なものづくりをされていくのでしょう。私たちはケンカせず良い子で待ちましょう。


明日12月11日(日)は工房イサドさんが在廊されることとなりました!
作品についてお話を伺えるチャンス!
カッティングボードや木の器、なべ敷きや額は即日お持ち帰りいただけます。
会期は19日(月)までです。ご近所のラマパコス(http://lamapacos.net)でも高知の長野大輔さんの器展を開催中。ぜひ谷保巡りしてみてください!


工房イサド「木のかたち」
2016年12月2日[金] - 12月19日[月]
OPEN 12:00 - 19:00 (CLOSE:火・水・木曜日)


スタッフ:飯塚

「awabi ware 展」レポート

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受け継ぐ器をコンセプトに、日用食器を制作しているあわびウェア。淡路島の美しさと書いて「あわび」、あわびウェアの「ウェア」には製品という意味があります。江戸後期から明治期に栄えた珉平焼(淡路焼)の制作スタイルに学びながら、生活道具としての器をつくっています。

珉平焼は江戸後期、賀集珉平によって始められた焼き物で、珉平焼または淡路焼ともいわれ淡路を代表する焼き物です。鮮やかな色調が特徴だそうで、画像検索してみると黄色や緑、鮮やかな青など、華やかな焼き物の写真が並んでいました。形はシンプルなものが多く、あわびウェアに通づるものを感じます。

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あわびウェアの岡本純一さんは、もともとは美術大学で彫刻を専攻されていたそうで、2010年に出身地である淡路島に移住されてから、古物に学びながら独学で器づくりを始められました。ろくろを回して形成するのではなく、石膏型を使ってつくられるあわびウェアの器は、シンプルで美しく、それでいてあたたかみのある質感で、製品と作品の間のような印象。

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あわびウェアのお皿を見ていると、料理をのせたイメージがあれこれ浮かんできます。和にも洋にも、エスニック料理なんかにも馴染んでくれる、なんとも懐の深い器です。主張しすぎず、かといって溶け込みすぎずに彩りを添えてくれます。美しくて使いやすくて、きっと何年も何十年も、使い続けることのできる器でしょう。欠けたり割れたりしても、金継ぎされた美しい姿が想像できます。

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兵庫県の淡路島で活動されているので、なかなか東京でawabi wareの個展をされることが少なく、今回が東京では2回目の個展です。淡路島から車で380点以上の器を持って来てくださいました。初日はこの個展を楽しみにされていたたくさんのお客様にご来店いただき、お店番2人プラス助っ人1人でてんやわんや。お会計もお待たせしてしまい、ご迷惑をお掛けしました。

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インスタグラムで写真を見ていらしていただく方も多いようです。ハッシュタグの「#awabiware」をたどると、あわびウェアの器に美味しそうな料理が盛られている食卓の写真を見る事ができてとても楽しいですよ。
このブログにのっている写真は11月12日現在の様子です。たくさんの器を多くのお客さまの元へと送り出しましたが、まだまだ素敵な器が揃っています。これだけの量を一度に東京でご覧頂ける機会はなかなかありませんので、今からでもぜひぜひお越し下さい!


Awabi ware 展
2016年11月3日[木・祝] - 11月21日[月]
OPEN 12:00-19:00 (CLOSE:火・水・木曜日)



スタッフ:イイヅカ

工房イサド「木のかたち」

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Photo: yurica terashima


2016年12月2日[金] - 12月19日[月]
OPEN 12:00 - 19:00 (CLOSE:火・水・木曜日)

作家在廊日:12月2日・3日


新材や古材や端材など、あらゆる木材を使い作品をつくる工房イサド。
本展示では、古材を使ったスツールやフレーム、
新しい材から削り出したものなど、
材料そのものが持つ魅力から生みだされた、
野趣あふれたものを中心に、様々な作品が並びます。


工房イサド
http://isado.d.dooo.jp




【近隣店舗のご案内】
どちらも徒歩5分程度です。ぜひ合わせてお廻りください。
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■musubi
ますみえりこ 横畠梨絵 二人展 「草から生まれる仕事」
12月2日[金]~10日[土] ※会期中の5日[月]はお休み
営_12:00~18:00/TEL_042-575-0084
http://www.musubiwork.jp
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■ラマパコス
高知/長野大輔 器展 「半農半陶の暮らし」
12月9日[金]~11日[日]/16日[金]~18日[日]
営業_12:00~18:00
http://lamapacos.net/

吉原航平「俗の術」レポート

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階段を上ると目の前いっぱいにこの光景が広がります。
一見すると版画のように見えますが、これらは木炭で描かれています。
在廊中や泊まり込み(!)で会期中にも作品が増えていきました。
土偶のようであったり、藁人形のようであったり、大黒様のようであったり、男根や道祖神のようであったり。
どこかで見た事のあるような、祈りや畏れの対象のようなそれらは、日本各地の信仰や祭り、古書などから吉原さんがこれまで見て、感じて、蓄積してきたものを描いており、それぞれにモデルがあるわけではありません。
それでも何かそれらしいものに見えてくるのは、私たち日本人の血に信仰や畏怖のようなものが脈々と受け継がれているからでしょう。

「○○のような」「○○らしい」などはっきりしない言い回しばかりになっていますが、今展示は言語化が難しいような、言語化に向いていないような気がしています。
世界には「キリスト教」や「イスラム教」など唯一絶対の神を崇める宗教が多くありますが、日本人は基本的に無宗教という人が多数を占めています。それでも寺社仏閣に行けば自然と手を合わせて祈り、何かあれば神様に助けを求めてしまったりするのは、「八百万の神」というものが染み付いているからでしょう。日本では自然現象や動植物、便所にまで、あらゆるものに神が宿っています。全国各地に数えきれないほどの神が祀られ、土俗的な儀式やお祭りがなされてきました。その儀式のために作られる、藁や紙でできた神々は、美しくもなく、簡素で歪んでいて、美術でも工芸でもなく、だからこそ命が宿っているような、どこか恐ろしく禍々しい姿をしています。そのようなものを、吉原さんの作品からも感じるのです。

今回の展示はSNSで写真を見かけ、気になって見に来てくださる方が多いようでした。画面一杯の作品にインパクトがあるのはもちろんですが、それだけではなく、日本人なら誰でも馴染みがあるような何かに引っかかる方が多かったのではないかと思います。


吉原航平「俗の術」
2016年10月14日-10月31日

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スタッフ:飯塚

Awabi ware 展

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2016年11月3日[木・祝] - 11月21日[月]
OPEN 12:00-19:00 (CLOSE:火・水・木曜日)
※11月3日(木・祝)は営業します。

作家在廊日:11月3日


淡路島で作品をつくる、Awabi wareの岡本純一さん。
「受け継ぐ器」をテーマに、
江戸後期から明治期に栄えた珉平焼(淡路焼)の制作スタイルに学びながら、
生活道具としての器をつくっています。

これからの時期にぴったりなココット(土鍋)や、色とりどりの美しい定番の器が並びます。

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Awabi ware 受け継ぐ器

いまから少し先、子供たちが大人になった時の食卓を想像します。
それは、長く使ってもらえる器を作りたいと思うからです。

どこかの時代の温かい食卓に、
あわびウェアが使われているとすれば、それはとても素敵なことです。

岡本純一

http://awabiware.net
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Photo: yurica terashima

吉原航平「俗の術」

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2016年10月14日[金]-10月31日[月]
OPEN 12:00-19:00 (CLOSE:火・水・木曜日)
会期中の土曜・日曜日は作家が在廊しております。


いま、日本列島と呼ばれるこの地で、古くからそれぞれの風土の中、
市井の人々の眼と手が獲得していた、
粗野で暗く生臭い、独特の信仰の造形言語。
そこへ耳を澄ましながら、土地で生き、何か託し、死ぬ。
という根源的営みへの回路を、またこの眼と手に探ります。


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トークイベント 「かたちの採掘」
ゲスト:大原大次郎

言葉や文字など、原理的なテーマを併行させ様々な手法や媒体で視覚表現を展開している大原大次郎さんをお招きし、「造形と図像」、「具象と抽象」、「素材と方法」等、日々の制作を手掛かりに、人が持つイメージと造形活動の根幹へと話を巡らせます。

日 時:10月22日[土]19時00分~20時30分
参加費:1,000円(1ドリンク、お菓子付)
定 員:20名(予約優先)

ご予約はメールにて承ります。件名を「かたちの採掘トーク参加希望」とし、本文にお名前・電話番号・人数をご記入の上、shop@circle-d.meまでお送りください。参加者には折り返し詳細をメールいたします。
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YOSHIHARA Kohei
1985年神奈川県生まれ。画家。
個展
-2010年 「図鑑」
Central East Tokyo 2010 (馬喰町)
-2013年 「群像」
island MEDIUM (外神田)
-2015年 「土祠」
TRANS ARTS TOKYO 2015 (神田)

寺島由里佳「きょうも、どうぶつえん」写真教室レポート

久しぶりに晴れた9月25日の日曜日、「きょうも、どうぶつえん」のイベントで写真教室を開催しました。参加者は11名とお子さん1名。カメラ初心者から普段からカメラに触れている方、久しぶりに触るという方までさまざま。
今回はデジタル一眼レフカメラやコンパクトデジタルカメラ、一眼レフカメラ用交換レンズなど、光学機器の製造、販売をされている株式会社SIGMAさんにご協賛頂き、150-600mmの超望遠レンズを貸していただいてのスペシャルな写真教室となりました。

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まずはじめに寺島さん特製の『動物園での撮影レシピ』のしおりを見ながら、注意点やカメラの設定の説明。
動物園での注意点は以下の3つ。とっても大切な事です。
1.フラッシュの使用禁止
 動物の目の病気、ストレス配慮のため。
2.長時間の同じ場所の占拠NG
 他のお客さまの迷惑にならないよう、場所を譲り合いましょう。
3.カメラを構えながらの急な移動NG
 撮影に夢中になって急な移動をすると人や物にぶつかります。小さなお子さんも多いので要注意。

つづいて基本的なカメラのおすすめ設定を教わり、いよいよ撮影開始です!

はじめはペンギン。
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休日なので人が多くてなかなか近づけず...

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このように網越しなのがよく分かる写真に。ベストポジションを素早く見つけてささっと移動するスキルも必要ですね。

つづいてヤギ。
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普段からカメラ慣れしているみなさんはローアングルから撮影されています。さすが!

つづいてフェネックたち。
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フェネックは檻&柵のW攻撃で撮影が難しいです。

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移動しながら檻や柵、ガラス越しの撮影でのポイントや、ちょっとした裏技なども教わりました。

そしていよいよSIGMAさんの超望遠レンズを体験します。
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レンズ1本でとても重い!それを何本もおひとりで担いで歩いてくださったSIGMAの山下さん、本当にありがとうございました!ここで構図のバランスについての説明も教わります。

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超望遠レンズを覗くとあまりにも見える世界がガラリと変わり、みなさんのテンションも上昇!教わった構図のバランスを意識しながら、超望遠レンズで撮影開始です。

超望遠レンズではじめに向かったのは猿山。猿山は網や柵がないので撮影がしやすいです。
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構図を意識しながら!と言いつつ、はじめての超望遠レンズに興奮&重さに戸惑い、結局ど真ん中にお猿さんが。それでもなんだかいい感じに見えます。超望遠レンズだと被写体と背景のボケのコントラストが強く、初心者でもこのように雰囲気のある写真に。

つづいて、一度入ったらなかなか出られない(出たくない)リスの小径へ。井の頭自然文化園のリスの小径は、ニホンリスが自由に暮らす空間に入る事ができる通り抜け型のケージになっていて、限りなくリスに接近できてしまう夢のような場所。動き回るリスをきょろきょろと追いかけ、大量に撮影したうちの2枚を。
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1枚目はど真ん中。2枚目は構図を意識して撮影。1枚目と2枚目で印象が変わりました。

ここからはご参加頂いたみなさんの写真をランダムにご紹介します。
まずはお猿さんチーム。

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つづいてリスさんチーム。

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そして最後に集合写真をパチリ。

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これにて写真教室終了です。「写真教室」というものに参加するのははじめて、という方が多く、最初は少し緊張しつつのスタートとなりましたが、進んでいくうちにみなさんリラックスして撮影できるようになり、超望遠レンズの体験からは熱量が一気に上がり、とても楽しめましたというお声をいただいてひと安心。私自身すっかり熱中して楽しんでいました。寺島さんから教わったことを意識しながら撮影すると写真の雰囲気が変わるのがおもしろくて、帰宅してから我が家で眠っていたデジタル一眼を久しぶりに引っぱり出してみたり。
それにしても、超望遠レンズがとても重くて、これをいつも背負って仕事をしているプロのカメラマンのすごさも実感しました。寺島さんにそのことを伝えると、「毎日すぐにぐっすり寝られますよ!(笑顔)」とのこと。

寺島由里佳 「きょうも、どうぶつえん」は終了しましたが、今展示に合わせて製作された、寺島さん初の写真集は引き続きcircleにて販売いたします。動物園に通い続けている寺島さんだからこそ撮る事の出来る、動物たちの表情豊かで面白くかわいい写真を通して、「動物園とは何なのか?」を知るきっかけになるような写真集です。

最後に、ご参加いただいたみなさま、協賛いただいた株式会社SIGMAさま、そして楽しい時間を作ってくださった寺島さん、本当にありがとうございました!


スタッフ:飯塚

寺島由里佳「きょうも、どうぶつえん」レポート1 - 動物園の役割とは -

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寺島さんの撮る動物園の動物たちは、表情豊かで面白かったり可愛かったり、とても癒されます。今回の展示では、その写真のまわりに寺島さん手書きの解説などが書かれています。内容は、写真に写っている動物についての豆知識や、抱えている問題、動物園の担っている役割など。

動物たちの抱えている問題とは、すべて私たち人間の行ってきた事のしわ寄せです。直接は関わっていなくても、きっと日本に住んでいる人は皆間接的に関わっていること。みんな知ってはいるけれど、普段は無意識的に頭の中から追いやっている問題だと思います。

そして、動物園がそのことについてどのような役割を担っているのか。

日本では動物園といえば、お手頃な入場料でいろいろな動物を見る事の出来る、エンターテイメントな施設という認識が一般的です。そして昨今では、そのような動物園を批判するような声をよく耳にします。
動物たちを檻に閉じ込めて見世物にするなんてヒドい。生まれた場所から切り離して遠い地で暮らさなければいけないなんて可哀想。
そういう風に思う気持ち、とてもよく分かります。私も動物園は好きだけど、そういう否定的な気持ちが無いとは言えませんでした。

でも今回の展示を見て、寺島さんとたくさんお話をして、動物園の担っている役割を少しだけ知り、動物園を否定的に見る気持ちはなくなりました。

動物園というと、ほとんどの人がさきほど述べたようなエンターテイメントな側面しか見えていないと思います。そしてそれが、動物園を否定的に見てしまう原因です。
動物園の役割は4つに分けられます。1.「命にふれる場」2.「教育や学び」3.「動物の調査、研究」ここまではなんとなく知っていますね。そしてなかなか知る機会のない4つめの役割が「種の保存」。

このまま放っておいたら絶滅してしまうであろう動物は、思っているより非常に多いです。2016年にIUCN(国際自然保護連合)がまとめた「レッドリスト」には、絶滅のおそれの高い種として、12,316種の野生動物と、11,577種の植物がリストアップされました。
例えばホッキョクグマもその内の一種。地上最大の哺乳類と言われる彼らは、温暖化により生活の地である氷がどんどんと減っており、足場がないため食料であるアザラシなどを狩って食べることができず、その数が激減しています。北極の食物連鎖の頂点に位置する彼らがもしも絶滅すると、地球のすべての海が死ぬかもしれない。これは大袈裟な話しではありません。かつてニホンオオカミが絶滅した時、森が死にました。当時はなぜ森が死んだのか謎のままで、長く研究を続けてやっと、森での食物連鎖のトップだったニホンオオカミが絶滅した事により、鹿などが増殖して木々や植物を食べつくし、均衡を保っていた森のバランスが崩れてしまったのだと分かりました。
ホッキョクグマが絶滅した時、何が起こるのかはその時にならなければ分かりませんが、彼らも北極での食物連鎖のトップに位置している以上、地球の海に大きな影響が出る事は想像がつきます。

そのようなことにならない為には温暖化を止めなければいけないけれど、恐らくそれは無理な話し。叶うとしても何百年先になるか分かりません。ホッキョクグマはそれまで保たないでしょう。
そこで、もしかしたら温暖化を止めることが出来るかもしれない何百年か先にホッキョクグマを残すために、世界各地の動物園でホッキョクグマは保護されています。それが動物園の担う役割のひとつ「種の保存」です。動物園は地球環境や資源保護を目的とする動物保護センターとなっているのです。

海外の動物園では設備の整った研究施設が併設されていることも多いそうです。傷ついた野生の動物が運び込まれ、治療し、回復したら野生に返すという役割もあるそう。そして大きな違いが入場料。日本の動物園は異常に安い。教育の為などで地方自治体が運営していたりするからなのですが、それでもほとんどの動物園が赤字経営です。お金がなければ設備を整える事もできず、結果、「狭い檻に閉じ込めてヒドい、可哀想」と言われる。でも、だったら、するべきことは動物園でお金を落とす事なんですよね。

今回のブログレポートで言いたかったのは、「人間のせいで動物が絶滅しそうです!」とか「STOP!地球温暖化!」とかいうことではなくて、「知らない」故に動物園を敬遠して非難するのはやめにしましょう、ということ。動物園のHPで飼育員さんの書いているブログなどを見ると、みなさん本当に動物たちと一所懸命に向き合って、愛情を注いでいるなと感じます。

こんなに長くて面白くもないブログ、最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
寺島由里佳「きょうも、どうぶつえん」ではこんな堅苦しいことは一旦忘れて、かわいくおもしろい動物たちの写真を楽しんでいただきたいです!
いよいよ9月26日(月)が最終日です。寺島さんは24日の14:30-19:00と、25日の16:00-19:00に在廊を予定しています。

ご来園お待ちしています!


スタッフ:飯塚

寺島由里佳 「きょうも、どうぶつえん」

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ジャイアントパンダ(アドベンチャーワールド)


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ツキノワグマ(盛岡市動物公園)


2016年9月9日[金]-9月26日[月]
OPEN 12:00-19:00 (CLOSE:火・水・木曜日)
※9月22日[木・祝]は営業いたします。

作家在廊日/9月19日・22日
      24日 14:30-19:00
      25日 16:00-19:00


動物園に通い始めて約9年。
上野動物園のホッキョクグマのユキオくんに出会ってから、
仕事の合間に通い続け、夢は全国・世界の動物園に行くこと。
日本国内だけで廻った動物園は40カ所。全国制覇までの道は続く...。

そんな日々撮り続けた写真の中から、何気ない表情や、決定的瞬間など、
過去の作品と合わせてお気に入りを展示します。

全国の動物たちにぜひ会いにご来園お待ちしています。


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[関連イベント]

① 写真教室 / 井の頭自然文化園に行こう!(初心者向け)募集を締め切りました
[協賛:株式会社シグマ]
日時:9月25日[日] 10時00分~11時30分 (雨天中止 ※前日に最終連絡をいたします)
集合場所:井の頭自然文化園 入り口(正門)
持ち物:一眼レフ or ミラーレスカメラ
    ※使い方に自信のない方は取り扱い説明書もご持参ください。
定員:10名
参加費:1,500円 ※入園料は別途必要となります。
ご予約はメールにて承ります。件名を「写真教室参加希望」とし、本文に代表者のお名前、電話番号、人数をご記入の上、shop@circle-d.meまでお送りください。折り返し詳細をメールいたしますので、迷惑メールの設定にご注意ください。

② どうぶつミニクイズを開催!
作家在廊日のみ、簡単などうぶつクイズを随時開催します。
参加者の中から抽選で動物園のチケットをプレゼント! お気軽にご参加ください!
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本展示に合わせ、これまでの動物園で撮影した写真集を会場にて先行販売します(300部限定)!
かわいらしい動物写真だけで終わらずに、これを機会にいまの「動物園」について、
知るきっかけになることを願います。ぜひお手に取ってご覧ください。

『きょうも、どうぶつえん』
発売:2016年9月9日
価格:2,000円(税別)※予定価格
A5版 カラー40ページ(初版限定300部)
デザイン:丸山晶崇(circle-d)
寄稿:小菅正夫(札幌市円山動物園参与・前旭山動物園園長)
発行:circle [gallery & books]
お問い合わせ:shop@circle-d.me

Photographer yuricamera / 寺島由里佳
ポートレイトを中心に、広告雑誌媒体などで活動中。ライフワークで動物園にいる動物たちを撮り続け、全国・世界の動物園を巡るのが夢。ポストカード、iPhoneケースなど企業とのコラボグッズ開発の他、立教大学や「カメラの学校」の講師、企業・行政とのイベント企画なども行う。
http://yuricamera.net/