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RONDADE -They Live - レポート

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この展示に関して何かを説明するのは難しいというか、説明する必要がないような気もします。
「理解しなければ」とか「感想を言わなければ」とか、そういう先入観は不要です。
見方に正解なんてものはありませんが、強いて言えば「おもしろがる」とかがオススメでしょうか。
おもしろいんです。この展示。

展示されているものは「作品」ではなく、出版・音楽レーベルRONDADEの佐久間さんがいろいろな場所から集めてきた「何かが足りないもの」。
欠けている・もっていない・抜けている・揃っていない・不足している状態。
そういうものを売っている「They Live」というショップという設定です。
どの言葉も否定的な意味合いを持っています。
何か足りないという感覚はこちらを時に不安定な気持ちにさせる。
しかし佐久間さんはこの不安定な感触(整った価値とは別の何か)に魅力を感じる。

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不規則に並んだ発砲スチロールの台には、何に使うのか、どこ製のものなのか、固いのか、柔らかいのか、いろいろとわからないものが載せてあります。
壁や床にも同様、「何?」なものがいろいろと。
どれも特別に作られた何かではなく、大量生産されているような何か。
それらは情報が少ないからこそ、その物自体の質感やフォルムが際立って見える。
情報や先入観というフィルターがない状態で物を意識的に見るということ、日常ではなかなかないですね。
「日常」から切り取られた「展示」という空間だからこそ可能なのかと思います。

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RONDADEという出版・音楽レーベルがつくるものは、本でも音楽CDでも、ぱっと見の情報がとても少ない。
手で触れて開いてみて、もしくは聴いてみてはじめての発見があります。
たとえば表紙が分厚くて重いアクリルの板でできた写真集や、1ページの紙の厚みが分厚すぎる写真集、日曜日のみに録音されたピアノ曲集のCDなど。
それは「They Live」で選ばれたものたちとどこか似ています。

シンプルに、おもしろがってみてください。


RONDADE -They Live-
2016年3月11日(金)-3月28日(月)
OPEN 12:00 - 19:00 (火/水/木曜定休)